依頼と料金

歌ってみたのMIX依頼の流れ

初めての依頼で分からないのは、音の話よりも段取りです。誰に、いくらで頼めばいいのか。録った歌はどう渡すのか。曲を決めてから動画を投稿するまでを、順番どおりにまとめます。

更新: 2026-10-06約7分

歌ってみたのMIXは、専門のミックス師に頼むのが普通です。ボーカルの音程やタイミングを整えてインストと混ぜ、1本の音源に仕上げる工程で、依頼と納品はほとんどXのDMかスキルマーケットで行われています。

依頼文だけ必要な方はそのまま使える依頼文へどうぞ。

全体の流れ

まず全体の流れです。

  1. 曲を決めて、本家が配布しているインスト(オフボーカル音源)を確認する
  2. 歌を録る
  3. ミックス師を探して、依頼のDMを送る
  4. 録音データを渡す
  5. 初稿を確認して、修正をお願いする
  6. 完成音源を受け取り、動画にして投稿する

迷いやすいのは3(依頼)と4(データの受け渡し)です。順に見ていきます。

依頼の前に決めておくこと

探し始める前に決めておくのは、曲と音源、予算、そして希望日をいつにするかです。

  • 曲と音源。使うインストは、本家が配布しているものを使います。配布場所と利用条件は動画の概要欄かpiaproに書いてあることが多い。録る前に確認しておくと、あとで全部やり直しになる事故を防げます。
  • 予算。相場は次の節に書きますが、先に上限を決めておくと探す範囲が絞れます。
  • 希望日。投稿日が決まっているなら、そこから逆算します。ぎりぎりの依頼は受けてもらえないか、特急の追加料金になります。

相場と納期

料金表を比べるときは、1曲の基本料金に何が含まれるかを見ます。ボーカルの本数、補正、ハモリ生成、修正、納期を同じ条件で伝え、総額の見積もりを取りましょう。

料金が変わる主な要因は、ピッチ補正の深さとハモリです。ピッチ補正を強くかけた加工(いわゆるケロケロ)や、録っていないハモリの生成をお願いする場合は、追加料金の設定があるかを先に確認します。

初稿を受け取る日と最終納品の日を分けて確認します。投稿日が決まっている場合は、修正と動画制作の時間も含めて相談してください。

ミックス師の探し方

探す場所は主に2つです。Xで「歌ってみたMIX」「MIX師 依頼」などで検索する方法と、ココナラのようなスキルマーケットで探す方法。Xで直接依頼する場合は、連絡方法と支払い条件を相手と決めます。スキルマーケットを使う場合は、手数料やキャンセル条件も確認してください。

どちらで探すにしても、その人がMIXした動画を2〜3本聴いて、自分の声でこうなってほしいと思えるかを確かめます。フォロワー数や料金の安さより、実績を見ます。

頼む相手を決めたら、その人の依頼概要(料金表や注意書き)を必ず読みます。記載のない条件や分からない点を、依頼前に確認してください。

依頼のDMに書くこと

依頼文は長さより中身です。ミックス師が「受けられるかどうか」を判断するために知りたいことを、最初のDMで全部渡します。

はじめまして。歌ってみたのMIXをお願いしたく、ご連絡しました。

曲:[曲名](本家:[URL])
キー:原曲キー
データ:ボーカルWAV(頭出し済み)とインストをお渡しできます
希望日:◯月◯日ごろに投稿予定です
予算:◯◯円まで

ハモリは録ってあります。ご都合いかがでしょうか。よろしくお願いします。

相手から追加で確認があれば、録音データや参考音源を添えて答えます。ハモリを録っていないなら、生成をお願いできるかをここで聞いておきます。

渡すデータ

録音データの状態は、MIXでできることに影響します。送る前に次の点を確認しましょう。

  • ボーカルはWAVで、頭出しして書き出す。曲の頭(0秒)から書き出せば、ミックス師の側でズレなく並べられます。歌っている部分だけを切り出して送ると、どこに置くのか分からなくなります。
  • エフェクトはかけない。リバーブやエコーを録音に含めると、あとからきれいに除去できるとは限りません。素の録り音のまま書き出します。
  • クリップさせない。録音時のクリッピングは、修復しても元の音に戻せるとは限りません。大きく録るより、小さめに録るほうが安全です。
  • ハモリやコーラスは別ファイルにする。メインと混ぜて書き出すと、それぞれを別々に調整できなくなります。

サンプルレートは録音時の設定を維持し、依頼先の指定があればそれに合わせます。24bitで録音したものは24bitのまま書き出してください。設定が分からない場合は、変更せずに依頼先へ確認しましょう。

スマホで録った歌でも、依頼はできます。受けているミックス師も多い。ただし、インストは必ずイヤホンで聴きながら録ります。スピーカーで流しながら歌うとマイクがインストごと拾ってしまい、後からきれいに分離するのが難しくなります。静かな部屋で、口とマイクの距離を変えずに録れば、スマホでも依頼できる録音になります。

ギガファイル便で受け渡す場合の期限やパスワードなど送り方の注意はギガファイル便で音源を送るときの手順にまとめてあります。

初稿が来たら

初稿は、まず通しで聴きます。気になったところは時間を添えて、1通にまとめて送ります。

1:12あたりのハモリを少し下げてほしいです。サビ(2:34〜)は、もう少し声を前に出せますか。

「もっとかっこよく」と感じたら、参考音源や気になる箇所も添えると、希望を伝えやすくなります。場所と希望する変化を伝え、実現できるか相談しましょう。

修正できる回数は、依頼前に確認してください。回数の考え方と、どこからが録り直し(別料金)になるかは、MIXの修正は何回までに詳しく書きました。依頼する側が読んでも役に立つはずです。

納品とその後

完成音源を受け取ったら、投稿の前に2つだけ。

  • 最終データを保管する。動画にしたら終わりではなく、あとで音源だけを使う場面が来ます。ファイル名に日付か「完成」と入れて、消えない場所に置いておきます。
  • クレジットを入れる。概要欄の「MIX:◯◯さん」を忘れずに。ミックス師にとっては、これが次の依頼につながる実績になります。

投稿するとき、音量を無理に上げる必要はありません。YouTubeもニコニコも再生側で音量がある程度そろうので、MIXから上がってきた音源をそのまま使います。

よくあるトラブルと防ぎ方

依頼前後に確認しておきたいことを4つ挙げます。

  • 音源の権利について。本家が配布していないインストを、どこかから拾って使うのは避けます。動画が削除されることがありますし、そもそもミックス師の側が受けてくれないことも多いです。
  • 「イメージと違う」しか言えない。参考になる歌ってみた動画を1本渡すのが早いです。この曲のこの感じ、が伝われば、言葉で説明するより正確に届きます。
  • 連絡が途絶える。連絡の頻度や確認日を先に相談しておきましょう。予定を過ぎても返事がない場合は、進み具合と次に連絡できる日を確認します。
  • 支払いについて。直接依頼では、支払い時期、着手金、残金、キャンセル時の扱いを書面で確認します。決済を仲介するサービスを使う場合も、補償の対象と条件を読んでから申し込んでください。

よくある質問

歌ってみたのMIX依頼の相場はいくらですか?

基本料金だけでなく、ピッチ・タイミング補正、ハモリ生成、修正、特急対応を含めた総額を確認します。たとえば予算5,000円なら、その金額で含まれる作業を候補者に聞いてください。5,000円は予算の例で、相場の中央値ではありません。

どんなデータを渡せばいいですか?

ボーカルをWAVで、曲の頭から頭出しして書き出したものです。リバーブなどのエフェクトはかけず、録音時にクリップさせないようにします。ハモリは別ファイルに分けます。サンプルレートとビット深度は録音時の設定を保ち、依頼先の指定があれば確認してください。

修正は何回までお願いできますか?

ミックス師ごとに異なります。依頼概要に記載された回数と範囲を確認してください。歌い直して差し替えるのは修正ではなく録り直しで、別料金になるのが普通です。

納期はどのくらいですか?

依頼時に、初稿の日と最終納品の日を確認してください。投稿日が決まっている場合は先に伝え、修正と動画制作の時間も含めて相談します。

無料で受けてくれるミックス師に頼んでもいいですか?

無料の募集でも、過去の作品、納期、修正範囲、実績として公開される条件を確認してください。有料か無料かだけでは、品質や対応は判断できません。

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ミックス師さんが使っていれば、やり取りはリンク1本で済みます

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