依頼と料金

MIXの修正は何回まで?

MIX依頼を受ける前に、料金に含む修正回数と作業範囲を決めておきましょう。追加の依頼が来たときに、どこまで対応し、何を別料金にするかを相談しやすくなります。

更新: 2026-10-01約7分

納品したはずの案件が、少しずつ戻ってくることがあります。一度OKをもらったのに、翌日「サビの声、もう少しだけ前に出せますか」と連絡が来る。こうした依頼に対応する範囲を決めていないと、完成後も作業が続くことがあります。

修正の範囲と回数を共有しておくと、追加の依頼が来たときに、最初の合意をもとに相談できます。

何回にするか

たとえばMIXは2〜3回、マスタリングは1〜2回という設定が考えられます。ただし、一律の基準ではありません。内容や予算、作業時間に合わせて決めてください。回数と1回に含む作業を見積もりに書き、着手前に相手の了承を得てください。

この料金には修正2回までが含まれます。

3回目以降の料金も一緒に伝えておきます。追加の依頼が来たら、金額と納期を確認し、了承を得てから作業します。

修正と新しい依頼の線を引く

修正回数とは別に、料金に含む作業を決めます。

最初に合意した内容の範囲で調整するのが修正です。「2番のサビでボーカルが埋もれている」は修正に入ります。一方、「ハモリを足したい」「テンポ感を変えたい」「パラデータを差し替えたので入れ直してほしい」は、合意した内容そのものの変更なので、別の作業になります。

たとえば録り直したボーカルへの差し替えなら、編集とMIXのどこをやり直すか確認します。「対応できます。差し替え分は追加で◯◯円、納期は◯日になります」と、作業内容と条件を伝えてください。

1回の修正で受け取る情報を増やす

次の修正に入る前に、関係者の意見と指摘箇所をまとめてもらいます。

  • まとめて送ってもらう。「お気づきの点は一度にまとめてお送りください」と先に伝えておくと、思いついた順に届くDMが減ります。
  • 場所を時間で指定してもらう。「1分12秒あたりのベース」と書いてもらえれば、探す手間がなくなります。「全体的にこもっている気がします」だと、どこの話か推測するところから始まります。
  • 感想には箇所を聞き返す。「暗い感じがする」と言われたら、曲全体の印象なのか、特定の箇所なのかを確認します。必要なら参考音源も共有してもらいましょう。

歌い手さんはエンジニアではないので、専門用語で正確に指摘してもらうのは無理があります。伝え方をこちらから示すほうが、やり取りは短く済みます。

完成の確認を残す

回数を決めても、完成が確定しないと終わりません。「これで完成としてよろしいでしょうか」と確認して、返事をもらいます。

その返事がDMやLINEの流れに埋もれると、1か月後に「OKって言いましたっけ」となったときに出せるものがありません。いつ、どのバージョンに、誰がOKを出したかが残っていれば、あとから合意内容を確認しやすくなります。残す場所はどこでも構いませんが、あとから探せる場所にしておきます。

なお、記録は相手を疑うためのものではありません。覚えていないのはお互いさまなので、思い出せるように残しておく、という程度のものです。

回数を使い切ったあと

「追加は1回◯◯円です」と伝えます。金額を最初の見積もりに書いておくと、3回目の依頼が来た時点で判断が要らなくなるので、さらに楽です。

そのまま使える文面

募集要項や見積もりに貼れる形にしてあります。長い規約は読まれないので、短くまとめました。

修正は2回まで料金に含まれます。3回目以降は1回◯◯円で承ります。

修正とは、お渡ししたMIX内の調整(音量・定位・処理の加減など)を指します。パラデータの差し替え、構成の変更、新しいパートの追加は、別途お見積もりとなります。

修正のご依頼は、お気づきの点をまとめてお送りください。「1分12秒あたりのベース」のように時間を添えていただけると、認識のずれを防げます。

よくある質問

MIXの修正は何回までが普通ですか?

一律の回数はありません。たとえばMIXを2〜3回、マスタリングを1〜2回とし、内容や予算に応じて調整する方法があります。受注前に回数と、1回に含める作業を伝えてください。

どこからが修正で、どこからが新しい依頼ですか?

最初に合意した内容の範囲で調整するのが修正です。「2番のサビでボーカルが埋もれている」は修正、「ハモリを増やしたい」「テンポを変えたい」は合意内容の変更なので新しい依頼になります。この線を受注前に示しておくと、断る代わりに追加のお見積もりとしてご案内できます。

回数を使い切ったあとはどうすればいいですか?

「追加は1回◯◯円です」と伝えます。金額を最初の見積もりに書いておけば、その場で判断せずに済みます。

細かい修正が何度も届くのを減らすには?

一度にまとめて送ってもらうことと、場所を時間で指定してもらうことです。「1分12秒あたりのベース」と書いてもらえれば、指摘された箇所を探しやすくなります。

修正が終わったことは、どうやって確認しますか?

「これで完成としてよろしいでしょうか」と確認して、返事を残します。DMで確認した場合も、対象のバージョンと返事を保存してください。日時と対象バージョンが残る形にしておけば、必要なときに提示できます。

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